FX取引会社の選び方
FX取引会社は、自分の投資スタイルに合わせて選ぶことが大切。
デイトレード、スイングトレード、中長期投資などの投資スタイルや、習熟度によって変わってきます。
例えば、FX初心者には使いやすいシンプルなシステム、デイトレーダーには高機能なシステムなど。
そのため、FX取引会社を選ぶ場合には、先に自分の投資スタイルを明確にしておく必要があります。
以下のFX取引会社を選ぶ時のチェックポイントをもとに、自分にピッタリのFX取引会社を選んでおきましょう。
トータルコスト(取引手数料とスプレッド)
FXの取引コストは、取引手数料とスプレッド(売値と買値の差)です。
トータルでいくらになるかチェックしておきましょう。
例えば、取引手数料が1ドル当たり往復4銭、米ドル/円のスプレッドが5銭の場合、トータルコストは9銭になります。
また、スプレッドは通貨ペアによって異なり、相場急変で広がることもあります。
モバイルでの取引
パソコンの前にいない時に、相場が急変する可能性もあります。
こんな時にモバイルで取引できれば、外出先でも収益チャンスを逃さず、リスク回避もできます。
モバイルでの取引が充実しているかどうかをチェックしておきましょう。
リアルタイムチャートもチェックできれば、かなり便利です。
情報サービスの充実
どのFX取引会社でも、情報サービス(速報・相場予想・経済指標・アナリスト情報など)を提供しています。
さらにテクニカル分析、売買戦略などの実践に応用できる情報が充実していれば、とても役に立ちます。
レバレッジの設定
FXでは、証拠金100万円に100倍のレバレッジをかけた場合、100万ドル(約1億円)のポジションを持つことができます。
為替予想が当たった場合は良いのですが、外れた場合は一瞬にして証拠金の大半を失ってしまう可能性もあります。
初心者の場合は、発注ミスなどのトラブルも考えられるので、低めのレバレッジでも取引できるFX取引会社を選びましょう。
投資家のサポート
オンライン取引では、自分で情報を収集して投資判断を下します。
さらに知識を深めるためには、セミナーを開催していたり、疑問点を気軽に聞くことができる電話サポートのあるFX取引会社を選べば心強くなります。
取引システムの安定性
FX取引では、素早い注文・約定が収益を大きく左右します。
そのため、取引システムの安定性はとても大切。
FX取引会社のホームページで、システム障害が頻繁に起きていないかチェックしておきましょう。
また、自分のパソコンがフリーズすることも考えて、モバイルやもう1台のパソコンを用意しておく必要性もあります。
取引システムの操作性
取引システムは、シンプルな設計で操作しやすいシステム、様々なテクニカル指標を搭載した高機能システムなど、各FX取引会社によって様々です。
FX初心者の場合は、リアルタイムレート、テクニカルチャート、最新ニュース、保有ポジションを見ながら、スムーズに発注できるシステムが良いでしょう。
自分の使いやすいものを選ぶことがベスト。
クイック入金サービス
即時入金可能なクイック入金サービスがあれば、夜中でもパソコンから入金できます。
リアルタイムで資金移動が行えて、金融機関へ行かずに済むというメリットがあります。
すぐにトレードが開始できるので、クイック入金サービスを導入しているかをチェックしておきましょう。
デモトレード
自分に合ったFX取引会社を見つけたら、口座開設前にデモトレードを使ってみましょう。
本番と同じ取引システムが使えるので、発注などの操作を練習しておくと安心です。
操作性が良かったら、口座開設の手続きを始めます。
信頼性・安全性・顧客資産の管理体制
FX取引会社の信頼性や安全性を確認するには、ホームページで公表されている自己資本規制比率をチェックしましょう。
この数値は、120パーセント以上の維持が義務付けられていて、140パーセントを下回ると金融庁への届出が必要になっています。
また、顧客資産の管理体制には、万が一の場合でも顧客資産が保護される信託保全が導入されているかをチェックします。